緑色の線は骨の中の空洞の位置を示しています。 ここにインプラントを埋入する場合には空洞ではなく、支持する骨が必要になります。また、水色の線はここに骨が欠損していることを示しております。これらの場所にインプラントを2本いれます。
空洞が存在するあたりの頬側の骨は大変薄く、ここに“窓”を開けて空洞にアプローチをしていきます。 緑の線で囲まれたところに薄く透けているのが、上顎洞(サイナス)側にあるシュナイダー膜と呼ばれる骨膜です。
先程の薄い部分をさらに削除して、シュナイダー膜を骨から注意深く分離していきます。そうして、骨を十分造れるように下準備をすすめます。
上の写真は採取した自家骨を細かく砕き、採血した血液と十分混ぜ合わせてゲル状にしたものです。 これを左の写真のように先程の空洞に詰めていきます。青い線はインプラントの挿入用に穴を開けてあるのを示すものです。
インプラント体を挿入したところの写真です。緊密にかつしっかり固まって移植した骨が安定しているのが見て分かります。この後は挿入ジグと呼ばれる金属をインプラント体から外します。
インプラントを挿入し、その上から更に移植骨を足してインプラントの周囲を覆いそれを安定させるための膜をのせます。この後に創面を閉じて手術は完了です。
この手法はサイナスリフトをするまでもないが、少し骨を造成したい時に用います。ですから、頻度としては大変多いかと思われます。簡便ですが、有用性が高いです。 写真では見えない部分になってしまうので、イラストにてご説明させていただきます。